16年春夏メンズコレクションに見るメンズデザインの将来。

16年春夏ワールド・メンズ・コレクション

今回新しい男性像が登場しています。

フェミニンな要素を取り入れた(女々しい男)と表現されるような

どこか少年の面影を持つ、マッチョなイメージとはことなる男性像です。

背景には既存のメンズデザインに行き詰まりがあると考えられます。

 

16年春夏のメンズコレクションは現代の男性らしさの解釈として

2つのタイプが表れました。

ひとつはフェミニンの要素を取り入れた男性像と

もう一方ではテーラードスタイルをどうモダンに見せるかという男性像という傾向になりました。

女々しい男と新しいスーツの解釈です。

 

ジェンダーの傾向

いつの時代でもジェンダー(性差)を超えるデザインは大きなテーマになります。

異なる性のデザインを取り入れることにより既存のデザインに新しい魅力を与えることをしてきました。

シャネルのアイコンのジャケットはメンズのチロリアンジャケットですし、

サンローランは男性のタキシードスタイルを女性らしさの表現に使っています。

現代のセリーヌもマスキュリンの要素をレディースに取り入れてあえてメンズ仕立ての

重厚な作り方を選んでいます。

 

今回のメンズコレクションはレディースのアイテム、表現を取り入れて新しい男性像を描いています。

ボウ飾りのブラウス、レースのシャツなど

この流れはマルニ、サカイの女性デザイナーがつくるメンズずタイルの台頭に影響されているともいえます。

 

既存の解釈への挑戦

既存のテーラードメーカーやイタリアスーツブランドがいくつか参加しているが

中々新しさはだせていません。

伝統からの脱却は難しいようです。

その中新しい価値観を唱えているのが

 

コムデギャルソン・オム・プリュスです。

今までもスカートルックなどでフェミニンな要素を取り入れてきましたが

今回は出来上がったスーツにばっさりはさみをいれてしまうデザインを押しています。

伝統的なスーツスタイルを破壊し、新しい魅力を生み出す。

既存の男性らしさを乗り越えていくことこそ川久保玲さんの真骨頂です。

 

東京発信のブランド

今回ファセッタズムがミラノデビューして好評でした。

イタリアランドが伝統に縛られている中

オーバーサイズのMA1やトレンチデティールのパーカーなど

東京生まれのミクスチャースタイルが新鮮に映って軽やかなイメージに

みえたようです。

 

メンズファッションの一つのキーワードかもしれません。

これからもメンズデザインにおいてこの課題は続きます。

 

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