顧客も従業員も満足になる会社 スターバックスの秘密
JFW-IFFのセミナーでスターバックスコーヒージャパン株式会社 代表取締役(CEO)の関根純氏の話を聞いてきました。
スターバックスは1971年ハワードシュルツがシアトルで創業して
1984年にエスプレッソスタイルになり、
1996年日本には初出店 サザビー50%スターバックス50%の資本でスタートしました。
2013年に国内1000店舗を超えて
2015年では1165店を超えています。現在は本国スターバックス社の完全子会社になっています。
業績も順調で利益も飲食業界トップの約1600憶を計上しているようです。
スターバックスのミッション
人々の心を豊かで活力のあるものにする為に一人のお客様、ひとつのコミュニティーから
セブンイレブンのコーヒーは1杯100円ですよね。
スターバックスは310円です。
でも売り上げは下がることなく上がっているそうです。
スターバックスの強みや心掛けていることは
・品質 コーヒー生産者の向上 倫理的な方法で調達
・従業員満足 ポジティブな行動接客、コミュニティーを一つにまとめる
・店舗 自分が帰属する場所、心配事から解放される場所、人間らしさに満ち溢れたところ サードプレイス
・お客様 尊敬と威厳をもって接する。人々の生活に潤いを与える。お互い参加する。
コーヒーの味ももちろんのことお客さんの心を満たすことに専念していることが強みだと思いました。
従業員満足度 88.5%
ショップのスタッフは1店舗25人が平均で全店舗の95%が直営店です。
日本全国でアルバイト、パート26542人、社員3172人で合計3万人の方が働いています。
2年ごとに調査している従業員満足度は88.5%で仕事と会社の目標を理解いていると答えた人が90%です。
その秘密はなんでしょうか?
・教育制度が社員のやる気を高める。
バリスタにも検定試験がありどんどんランクが上がるそうです。
また人に教えると自分も成長するし新人が成長する姿を見ることがやりがいにつながるようです。
・ベクトルがあっている人を採用する。
アルバイトなど採用人事件は店長が持っているのでコーヒーが好きだけでなく
スターバックスイムズに合う人が採用されるのでコミュニケーションが取りやすい。
・年1回コンテストがあり、優勝するとシアトルの本店に招待される。
.社会貢献
スターバックスでは店ごとの裁量で
近隣の清掃、コーヒーセミナー、ライブ演奏会、キッズパーティー、など
実際に従業員が参加するプログラムがありモチベーションの一つになっている。
以上が他社と違うところです。
これからのスターバックス
企業の倫理観を重視していて環境に対しての姿勢として大量に出るコーヒーの豆かすを
リサイクルして肥料や牛のエサにする実験をして実現化を目指しています。
新しい店舗の試みとして
都市部だけでなく世田谷奥沢などの住宅地、地元密着のゆっくりくつろげるNEIGHBORHOOD COFFEE
や初のアルコールを提供する丸の内スターバックス・イブニングなどの出店など
20周年を迎えますます様々なことにチャレンジしていきます。
スターバックスでアルバイトすると就活に有利!といわれ
実際1次試験は免除の企業もあるそうです。
GABカードという影ほめする制度もあったり常に進化した仕組みは大変勉強になりました。
元伊勢丹の役員の関根さんは今でも店舗に入って現場主義を重視していることや
細かい指示はすべて現場に任せているからこそ社員のやる気が出ているのだ実感しました。
これからの日本は高齢化人口減なので顧客満足度をあげ単価アップの方向に向かうヒントも沢山あると思います。
最後に今回のIFFのセミナーはすべて無料で充実していて大満足です。
何かのヒントになれば