英文学者でエッセイリストの
外山 滋比古さんの本「思考の整理学」から学べること
1983年から30年間ベストセラーで売れている本です。
今の学生は良く勉強するが知識に頼っていて面白くない。
逆に知識には欠けているが独自性を感じている論文もあった
この違いはなんでしょうか?
頭は知識を貯めこむ倉庫ではなくて
創造の為の工場にするにはどうしたらいいか?
考え直す時期にきていますね。
コンピューターや人工知能が発達している時代には知識や能力では
人間はかなわないことがはっきりしてきました。フィンテックなど新しい分野が開発されて
既存の仕事がITやロボットに代用される時代も近いようです。
30年間ベストセラーで売れていることは最近もっとも切実になってきて
みんなが関心を持っているからだと思います。
ダイエット、ごみ減量、健康、など知識や情報過多で逆に身動きがとれなくなってませんか?
「知的メタボリック」の状況です。
幸い人間は眠っている間は大抵の事は忘れるようにできてます。
そのうえで残った知識、情報を整理して取捨選択して捨てていく。
頭の中をすっきりさせて新しい思考、発想を生み出す環境を整える。
断捨離や情報整理術などの本も多く出てますが、一人一人価値判断がちがうのでマニュアルはありえないですね。
中高年の方々は円熟した知恵で巧みに整理できるので、たとえ物忘れが増えても
嘆く必要はありません。
知識とは何かの根本に向き合うことです。
生活にかけ離れたものではなく、その人のいきかたに関わるような知識。
年と共に増えていく知識こそが本物の知識だと強調されてます。
これからは世間の評判や風潮に流されず、捨てることと「本当に何を知りたいのか」
を考え直す時代だと思います。