2017 春夏 皮革見本市 「リニアペッレ」の展示会レポート 次のレザーのトレンドは?
2016年2月23日から26日の三日間。イタリアミラノで開催された世界最大の皮革見本市「リニアペッレ」の情報が届きました。
会場はミラノ中央駅から地下鉄で約20分のところにあるフィエラミラノ(MILAN RHO)
広大な展示会場で皮革が3エリア、
副資材、金具が2エリア、
合皮、生地素材、学校、薬品、広告が2エリア
で2045ブースが集まりました。
イタリア、フランス、スペイン、ドイツ、おらんだ、ポルトガル、インド、パキスタン、トルコ
バングラディッシュ、日本、韓国、中国、アメリカ、メキシコなど様々な国からの出店です。
全体的な傾向は引き続きテクニックは出し尽くした感があり、革屋さんも仕入に困っている状況の中、
日本ではできない独特なプリント加工,差別化できる、2次、3次加工物が多く革小物用としては使えそうな素材が多かったですが
値段も割高になるので仕入は慎重になるところです。これは今、牛が減っているため減っているため上質な皮を入手できないので
加工して付加価値を付ける方向に入っています。
その他の傾向についてまとめてみました。
2017春夏レザー商材の傾向
色
春夏なのでパステルカラーアクア、ピンク、ミント、ラベンダーなどライトブルー系が多く見られました。
トレンドブースでも展開されています。
パステル以外はビビッドなオレンジ、グリーンなど
柄
花柄、パイソン柄 この2柄が圧倒的に多い。
花柄は白ベースと黒ベースの2つに分かれているのが特徴。
型
新型は少ないですが多いのは細かい幾何学柄などで
最近の傾向は型が深いモノが多いです。
加工
春夏ということで箔を使ったものが多いのが特徴です。シルバー、プラチナもトレンドになりそうな勢いです。
シンプルに箔を張っただけでなくレザーカットや部分箔などこれも2次3次加工しています。
その他
モノトーンは継続
タンニン鞣し、ヌメ調はホワイトワックスを使用したものが多い。
(個人的にはお薦めです(笑))
花柄プラス型押しが多い。しかもプリズム柄(プラダ調)
全体的にきれい目でパステル優しい印象なのでアンティーク調はなくなっていました。
レポートは寿屋様によるものです。
イタリアの革のインポートの代理店をしていますのでご興味あれば連絡してみてください。
www.v-kotobukiya.co.jp
担当者 奥