イタリア国際靴、革小物見本市の日本企業の動向
イタリアミラノで2月14日~17日に行われた国際靴見本市ミカム
革小物見本市ミペルで日本企業が継続的に出展していて年々品質の信頼がベースになって
大きな実績を上げました。日本ブースを目的に来場するバイヤーも増えています。
ミカムの動向(スニーカーの可能性)
ミカムは経済産業省が支援して日本ブースを開設して今年で14回目となりました。
オリエンタルシューズ、ウマフラー、ジェイジェイジャパン、ディージェービ、ファイブスター
リーガルコーポレーションの6社が出展しました。
今回は絶え間なく来場者が訪れ、関心の強さが感じられました。
特に好評なのがラバーソール、モールドソールのスニーカーは
日本製でもコストが抑えられ小売価格200ユーロ前後にはまれば
欧州ブランドと比べても価値が通用するので可能性が広がって
今までにない大口受注につながりました。
成果を上げたのがファイブスターでユニセックスのラインが好評で輸送費関税込みで60から70ユーロというプライス。
アメリカやイタリアから大口の受注が入りました。他にはジェイジェイジャパンがリゾートスタイルのスニーカー仕立てがうけて
シチリアや南イタリアのショップなどから400足のオーダーを受注しました。
4度めの出展のチャカもセールスを変えてアメリカ、イタリア、中国、香港含む5か国のサンプル受注含む商談をしています。
ミペルの反応(ジャパンクオリティー丁寧な仕上がり、独自の加工技術)
来週デビューのトヨトミジャパンがスイスのセレクトショップからオーダーを受注。
食肉として廃棄されるシカ革で和と洋のコンテンポラリなバッグ、革小物で注目されました。
他にも有松絞との協業の加工のシリーズも好評でした。
桝儀は京友禅で花モチーフのバッグで来場者を引き付けていました。
国内が少子高齢化でシュリンクしている中、海外の展示会でブランディングして
欧米からアジアに広めていく手法がきっかけになれば革業界ももっと盛り上がり、
若い人のリクルートにもつながると思います。