(革の傾向)
人によって見解は違いますが注目色は
コーヒー、グレー、ワイン、キャメル
という出展者の意見が多かったようです。
『黒は外している』ということだと思います。
グレー、ワインは想定内だがキャメルが意外でした。
革らしい革を表現するのに適切な色ということだと思います。
(加工物)
革らしい革は艶、シボをたたせたブラウン系の革が第一の傾向です。
(バインディング)
2種。3種の素材を結合させる方法。
モチーフを切り抜いた革、革にレース。革の裏に
エナメルや箔加工した素材などや3D的なものまで
見られました。
(フロッキープリント)
今回多く見られたが革やテキスタイルに
細かい繊維を接着して模様を描き出す方法。
柄は幾何学柄からペーズリーやナチュラル的なものまで
様々です。
(3D)
キルティングや型押しが中心の方法で凹凸がよりくっきり
しているのが特徴です。
(シャイン)
光物も多く。
ゴールド、シルバーからグリッターやラメ加工も多く見られました。
2016年秋冬レザーの傾向は
革らしい革と複合手法の加工物の二極化です。
PART1でも書きましたが良い革が入らなくなると加工物が増えます。
現状の食肉市場を考えるとこの流れは続き、革以外の新素材の
登場も予想されます。