こんにちは
宮城です。
今週もインテリアライフスタイル展で出会った注目ブランドをご紹介します。
「tete]
商品は食べ物からインスパイヤされるデザインでほっこりした気持ちになります。
素晴らしいのは女性ひとりでバングラディッシュで生産の仕組みを作って
技術指導までしているところです。素直に尊敬できて応援したくなるブランドです。
tete テテ
古田佐和子がデザイナーで代表をつとめるブランド
桑沢デザイン研究所を卒業して
プロダクトデザイン事務所に勤務したのち
バッグメーカー勤務してバッグに魅力を感じて
バッグの縫製を教える学校に通ってバッグつくりを勉強して独立。
その後台東区のデザイナービレッジに所属して本格的に始動しました。
現在は横浜に会社を設立。
コンセプト
「小さな発見と喜び、安らぎを日常に」
誰もが知っていて親しみが湧き、温かい気持ちになれる形 や 色の力を感じてもらいたい、
そんな思いで物つくりをしています。
[Small discovery, pleasure and relax in your life]
Each design can be imagined easy familiarity with, and makes people happy with smile.
Our brand has born by such thought which people feels cozy & relaxed into a form.
2013年「美味しいかたち」をコンセプトとしたコレクションを開始
食べ物をモチーフとしたバッグたち。どれも有機的なフォルムがかわいらしく、
どこかほっとするような親しみと温かさを感じさせます。
NEWシリーズ
・ブロックチェック、パッチワークの配色が可愛い小物シリーズ
横浜出身で事務所も横浜なので今回の配色も横浜をイメージしています。
・イシシリーズ
ナイロンと革のコンビのシリーズ。
河原にある石がモチーフのデザインで
引手は底を流れる落ち葉のイメージ。
リュックが人気が出そうですね。
自然な曲線が柔らかいイメージで
全面のデザインもふっくらした優しい
触りたくなるような表面です。
これは縫い目部分の革を漉かないで革を叩いて縫ってシャープに見せるところ
「職人さんにたたかないで縫製してください!」
と指示してよそではないふっくらした仕上がりになっています。
(これ意外に縫うのが大変で職人さん嫌がりますねW)
何より13インチのPCが入ってそれを保護するパットや
後胴にもポケットがあり
驚異的な軽さで人気が出るのは間違いないです。
カジュアル過ぎず仕事にも使えるデザインです。
そしてバングラディッシュ生産なので値段もお手頃です。
MIYAGI’S POINT
古田さんは早くからバングラディッシュでの生産に挑戦していて
色々チャレンジしながら、デザイナービレッジを卒業する時に
今後のブランドビジネスについての覚悟を決められたと感じました。
売り上げをつくるには在庫が必要だし、販売スタッフも雇用して
生産管理、新商品企画、新規開拓、資金繰りなど本来社長としてやるべきことに専念していかなければなりません。
個人事業から次のステージに向かっていく姿に憧れと大きな期待を感じました!
*在庫を持つことは当然リスクも伴い資金繰りも大変ではないかと想像しますが
全くそんなところは感じない素敵な笑顔でお話してくれました。
多くの人を巻き込んでブランドは作られていくので
デザインの才能だけでなく人柄や人間性、やさしさ、ビジネスとしての覚悟は重要な要素です。
「小さな発見と喜び、安らぎを日常に」
誰もが知っていて親しみが湧き、温かい気持ちになれる形 や 色の力を感じてもらいたい、
そんな思いが感じられる商品です。
これからは横浜中心に百貨店中心のPOPUPの展開を計画されています。
これからのご活躍お祈りしています。
tete-bag
tete | テテ
〒231-0003 横浜市中区北仲通3-33
関内フューチャーセンター
https://www.tete-bag.jp
今週は以上です。