絶好調 革 バッグブランド ペレボルサ
ペレボルサは2013年8月に枡義に事業譲渡されました。
枡義は1713年キセルの製造販売でスタートした爬虫類革中心の高級革製品を主力とした会社です。 オリジナルブランド「コト」とライセンスブランド「マダム・グレ」が主力で催事販売を中心に手堅いビジネスを展開しています。
グループの年商は前期32億5500万(前期比11.5%)経常利益2億円。今期は34億6700万(3億円)を見込んでいます。
好調に推移しているペレボルサ
ペレボルサの売上は順調に推移して初年度7億、二年目8億5000万、今期は10億の見通しです。 強みはは生産の母体は自社の工場で作っていてオリジナリティーを出し易く開発に行かせることです。 枡義の得意とする高級爬虫類のラインをペレボルサに導入してハイソサエティ向けの商品開発しブランド力向上を目指しています。
海外にも積極的でペレボルサとして14年春からミペル展に出展していて香港、シンガポール、インドネシア、ベルギー、中国にも取引先が広がっています。
香港レザーフェアにも今春から再度出展しています。円安の背景から海外販路も増えてきました。
そこで出会ったお客様より工場のクオリティーに目が留まりOEM生産の話が広がっています。 ただ要望の生産キャパは取れないのでロボットを導入し機械化オートメーション化して低コストで生産キャパを上げていく取り組みを本格的にはじめました。
さらに新しい取り組みとしてニューヨーク在住のナカノカズヨさんとの協業で「カズヨナカノ」ブランドをスタートして有力百貨店にも販路が広がっています。
今後の戦略
海外の販路拡大 (ミペルがやや弱まっているのでニューヨークのコーテリーに出店検討しています。)
工場の強化 (若手職人の積極的採用)
WEB販売の強化
まとめ
バッグが売れていない時代にペレボルサが好調な原因として
自社工場で物つくりに対する情熱とオリジナリティー
海外販売戦略
新規デザイナーとの協業などの新しい仕掛け
積極的な投資の裏に不動産運用など収益のささえがあり 他社が真似のできないの仕掛けや仕組みに積極的に取り組んで 次の手を売っているところに成功の要因ではないかと思います。
杉本社長のバッグ、革小物アイテムのみならず 体験型バッグショップとレストラン「ラクーオ」、フィットネスクラブ「カーブス」の導入など業界に染まらない
ライフスタイルビジネスがレザー業界生き残りのヒントになると思います。。