「寛容なくらしとデザイン」NO PROBLEM展に行ってきました!

こんにちは!
宮城です。

毎日厚い日が続いてますがお変わりありませんか?

今回は使用するにあたって問題ないのにもかかわらず現状では「B品」とされて
世に出ない商品にスポットをあてて、それを愛着を持って寛容さのある暮らしの提案をしている
NO PROBLEM展示会にいってきました。

「なぜ「NO PROBLEM」プロジェクトを立ち上げたか?」

インド製のグラスを輸入販売するVISION GLASSの代表小沢さんと国府田さんが
グラスを検品しているうち日本の商慣習だとはじかれてしまう物がでてしまい。
2014年にはB品が倉庫に大量に溜まった在庫の処理に困ってしまい、、
そのB品を「NO PROBLEM品」として定価で売ることにしたのがはじまりです。

売り手の責任として許容度を下げてお互いが歩み寄ることがフェアーではないかと考えました。

いきなり販売しても理解されないからVISION GLASSの考えと経緯を説明するために
2015年10月に1週間の会期で展覧会をしました。

展覧会での反応は消費者は説明すれば理解していただけることがわかったので
世の中で販売しているものすべてが対象になるのではないか?
社会的にも意義があると思い
NO PROBLEMプロジェクトが発足しました。

有志があつまり取材先の検討やコンセプトについて議論をかさねて
不良品に対する考え方も立場が違うと異なることがわかってきて
この違いを寛容に受け入れられることの意義を伝えようと
GOOD DESIGN MARUNOUTIの協力で展覧会を開催することになりました。

「それぞれの立場や業界によって不良品の考え方が違う」

「木は工業製品の素材として矛盾があるものなのです。」
マルニ木工は「工芸の工業化」をモットーに木工家具を作り続けてきました。

木は天然素材なので個体差があります。
節は木の特性で枝が映えている証なのですが家具業界では敬遠されてきました。

ここに矛盾がでてきます。
今まで節が出ているものは黒や茶色に塗装するか仕掛品として在庫にするかにしてきましたが
新宿伊勢丹で「ふしとカケラ」というイベントであえてその節が使い、
さらに座面にミナペルホネンのアマリ布をパッチワークにしたアームチェアを販売して好評でした。

海外のお客様の反応も節は当たり前で木の持ってる良さと認識しています。

素材の問題は世の中に対しての啓蒙活動が必要で業界全体で考えていかなければならない問題です。

「面白いチャレンジができるB品」

国内外のライフスタイルアイテムを販売するBRICK&MORTAR

有田焼のB品をお客様に値段を決めていただく方法をとっています。
ものを作る背景には職人さんの生き様や魂が詰まっているので
「一定の基準を満たしていないからだけでなしにはしたくない」
という考え方です。
お客様に値段を決めてもらうという手法も新しいですね。

製造過程で必ずや生まれてしまうB品を「NO PROBLEM」として
商品の個性として受け入れて暮らしの中に寛容さを取り入れ
日本の今のライフスタイルの価値観を見直す素晴らしい試みでした。

MIYAGI’S EYE

以前から天然の素材革に携わる者として
革は天然素材なので個体差はあります。
また生きてる証として傷や血筋などもありますがB品としてはじかれてしまう革の在庫が多く
タンナー(製革業)も年々厳しい状況が続いています。

そこでアップサイクルな仕掛けや
イベントは出来ないかと考えていました。

今後は業界を超えた革の啓蒙活動や
新しい売り方に携われるように仕掛けたいですね。
微力ですが応援していきます。

皆さん使用するには問題はないけど節があったり、少しの傷や動物のシミなどはどう思いますか?

今週は以上です。

来週は7月14日に行われたトークイベント「寛容な暮らしとデザイン」
良品計画の矢野直子氏のお話について投稿します。
具体的な事例も交えたお話で参考になりました。

 

 

 

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